2026年4月30日、米・国家デジタル管理連盟(NDSA)は、電子情報の保存において、コンテンツが時間の経過とともに変更されていないことを確認するために用いる固定性情報に係る調査報告書を公開しました。
今回は、2017年、2021年に続く3回目の調査で、デジタルコレクションの管理を行う世界中の機関を対象として2025年7月15日から同年9月15日まで回答可能としたアンケート等により実施されました。調査の基本的な構成は、2021年の調査を踏襲しつつ、固定性のエラーに関する選択肢を追加したとあります。
調査の結果、次のような点が明らかになったとしています。
・回答者の94%が組織内で固定性情報を使用しており、最も一般的に使用されているのはチェックサムである。
・固定性に関する実践方法は多様であり、固定性情報の取得や検証のタイミング、確認の頻度、固定性情報の記録場所、使用しているチェックサムのアルゴリズムなど、多岐に渡る。
・固定性のエラーの発生頻度は高くなく、回答者の4分の1は固定性のエラーに遭遇したことがないと回答した。最も一般的なエラーは、ビットストリームの破損やネットワーク転送の中断であった。
・固定性のエラーに対して講じた措置には、実際にエラーであるかの確認、エラーのトラブルシューティング、不正なファイルを既知の正常なコピーと置き換えることが含まれる。
2025 NDSA Fixity Survey Report Published(NDSA, 2026/4/30)
https://www.ndsa.org/2026/04/30/2025-ndsa-fixity-survey-report-published.html
2025 Fixity Survey(OSF)
https://osf.io/ts54p/overview
参考:
米・国家デジタル管理連盟(NDSA)、電子情報保存における固定性情報に係る実務を調査した報告書を公開 [2018年04月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/35925
