米・国家デジタル管理連盟(NDSA)、電子情報保存における固定性情報に係る実務を調査した報告書を公開

2018年4月25日、米・国家デジタル管理連盟(NDSA)が、電子情報の内容情報が変更されていないことを示す固定性情報に係る各機関での実務を調査した報告書を公開しました。

文化遺産機関において用いられている電子情報の保存システムやソリューションにおいて、その多様性のために、固定性情報のチェックにかかるベストプラクティスが確立されていないとの課題認識のもと、固定性情報のチェックでの各機関で共通した実践や、同作業において直面している共通解題を把握するため行なわれたものです。

報告書は、調査に参加した89機関から得られた回答をもとに、当該分野での全体動向や実務の内容がまとめられています。

Announcing Publication of the NDSA’s 2017 Fixity Practices Survey(NDSA,2018/4/25)
http://ndsa.org//2018/04/25/announcing-publication-of-the-ndsa-s-2017-fixity-practices-survey.html

Announcing Publication of the NDSA’s 2017 Fixity Practices Survey(電子図書館連合(DLF),2018/4/25)
https://www.diglib.org/announcing-publication-of-the-ndsas-2017-fixity-practices-survey/

2017 Fixity Survey Report: An NDSA Report
https://osf.io/snjbv/

参考:
CA1489 – 動向レビュー:デジタル情報保存のためのメタデータに関する動向 / 栗山正光
カレントアウェアネス No.275 2003.03.20
http://current.ndl.go.jp/ca1489