米国の学術図書館員の役割の変化:2023年の業務内容の概要(文献紹介)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)刊行のオープンアクセス誌“College & Research Libraries”(C&RL)の87巻3号に、米国の学術図書館員の役割の進化に関する論文“The Evolving Roles of U.S. Academic Librarians: A Snapshot of Job Responsibilities in 2023”が掲載されています。著者は、米・ゴールデイ=ビーコン大学のRussell Michalak氏等です。

米国の学術図書館員350人以上を対象に調査を行い、研究支援、教育・学習、デジタルスカラーシップ、ユーザーエクスペリエンス、学術コミュニケーションにおける図書館員の役割の変化について分析しています。

調査の結果として、学術図書館員が従来の職務に加え、研究支援、デジタルスカラーシップ、ユーザーエクスペリエンスといった新たな分野のサービスを提供するようになっていること、それに伴いデジタルツールやデータ管理についての研修ニーズが高まっていることなどが示されています。

Michalak, Russell; Taylor, Laura Rose; Reed, Michelle; Koziura, Amanda; Ellixson, Devon. The Evolving Roles of U.S. Academic Librarians: A Snapshot of Job Responsibilities in 2023. College & Research Libraries, 2026, 87(3).
https://doi.org/10.5860/crl.87.3.319

参考:
米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、学術図書館の現況に関する2024会計年度調査の報告書を公開 [2026年04月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/278032

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、AIに関して大学図書館の職員に求められる能力を示した文書“AI Competencies for Academic Library Workers”を公開 [2025年10月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/259863

学術・研究図書館におけるトレンドを特集するIFLA Journal 2025年3月号が発行 [2025年03月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/244279