大学図書館におけるバーチャルレファレンスとオンライン指導に関する変化(文献紹介)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)刊行のオープンアクセス誌“College & Research Libraries”(C&RL)の86巻2号に、米大学図書館におけるバーチャルレファレンスとオンライン指導に関する変化についての論文“Ongoing Changes in Virtual Reference and Online Instruction in Academic Libraries”が掲載されています。著者は、米・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校図書館のCaterina Reed氏等です。

大学図書館におけるバーチャルレファレンスとオンライン学習の新たな傾向を見つけ出すことを目的として、COVID-19が大学図書館に与えた影響と、レファレンスと指導に関する大学図書館員の専門能力開発について調査しています。

調査結果として、多くのサービスがオンライン形式に移行する中で、図書館員は主に自己学習によって変化に対応してきたことを示し、図書館協会等が新たなニーズを持つ図書館員を支援するために、より多くの専門能力開発の機会を提供する必要性があるとしています。

Reed, Caterina; Aria, Paria; Mondésir, Guinsly; Long, Harvey. Ongoing Changes in Virtual Reference and Online Instruction in Academic Libraries. College & Research Libraries. 2025, 86(2).
https://doi.org/10.5860/crl.86.2.294