米国の大学図書館におけるVR及びARの活用状況に関する調査報告(文献紹介)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)刊行のオープンアクセス誌“College & Research Libraries”(C&RL)の85巻7号に、米国の大学図書館におけるVR(仮想現実)及びAR(拡張現実)の活用状況に関する調査報告“Embracing the Metaverse: A Survey of Virtual Reality and Augmented Reality Practices at the United States’ Top One Hundred University Libraries”が掲載されています。

米国のトップ100大学の図書館におけるVR及びARの活用状況や、図書館がメタバースとどのように関わっているかについて調査したとしています。その結果、86%がVR及びARの技術をウェブサイトに実装していることが明らかとなり、実践例としてVR/ARスタジオ(技術体験の場)、没入型学習、バーチャル展示会や会議、バーチャル読書、VRレファレンス等が紹介されています。

Guo, Yajun; Li, Shuai; Zhang, Xindi; Fu, Yiyang; Yuan, Yiming; Liu, Yanquan. Embracing the Metaverse: A Survey of Virtual Reality and Augmented Reality Practices at the United States’ Top One Hundred University Libraries. College & Research Libraries, 85(7), 2024.
https://doi.org/10.5860/crl.85.7.1006

参考:
総務省、「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会」報告書2024を公表 [2024年11月05日]
https://current.ndl.go.jp/car/229208