和歌山県立図書館、ベートーヴェンの「交響曲第9番」日本初演100年関係資料を特別公開

2024年11月2日から12月26日まで、和歌山県立図書館(和歌山市)において、ベートーヴェンの「交響曲第9番」(第九)日本初演100年関係資料が特別公開されます。

1924(大正13)年11月に第九が日本人によって日本で初めて演奏されてから2024年で100年を迎えることを記念し、同館に寄託されている南葵(なんき)音楽文庫の貴重、稀少資料が展示されています。

南葵音楽文庫は、紀州徳川家第16代当主徳川頼貞が主に大正時代に私財を投じて集めた、西洋音楽書や楽譜などのコレクションで、現在は和歌山県に寄託されています。今回の特別公開では、徳川頼貞が準備し日本初演で使用された楽譜、当日のプログラム、初版スコアなど、初公開のものも多く展示されます。

「第九」日本初演100年関係資料特別公開(和歌山県立図書館)
https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/nankinews/2024/10/post-5.html
https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/nankinews/docs/20241019.pdf
※二つ目のURLはチラシ[PDF:1,586KB]です。

南葵音楽文庫(和歌山県立図書館)
https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/nanki/index.html

参考:
和歌山県立博物館、企画展「喜多村進と徳川頼貞 ―南葵音楽文庫をめぐるひとびと―」を開催中 [2020年09月01日]
https://current.ndl.go.jp/car/41875

和歌山県立図書館、南葵音楽文庫のウェブサイトを公開 [2017年12月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/35212

和歌山県立図書館、『南葵音楽文庫紀要』第1号を発行 [2018年03月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/35741

E1970 – 紀州の殿様が残した南葵音楽文庫の保管と活用
カレントアウェアネス-E No.337 2017.11.16
https://current.ndl.go.jp/e1970