日立製作所、石英ガラス内部にブルーレイディスク並みの記録密度でデジタルデータの記録・再生成功、3億年以上のデータ保存可能に

2014年10月20日、株式会社日立製作所が、京都大学大学院工学研究科の三浦清貴研究室と共同で、石英ガラスの内部にブルーレイディスク並みの記録密度となる100層のデジタルデータを記録、再生することに成功したと発表しました。石英ガラスは耐熱性、耐水性に優れているため、石英ガラスを用いたアーカイブは3億年を越えるデータ保存に耐えられるとのことです。

また、九州工業大学と鹿児島大学が共同開発した、11月に打ち上げ予定のはやぶさ2相乗り小型副ペイロード「しんえん2」に、画像・文字列を描画した石英ガラスを搭載することが決定したとのことです。

石英ガラスの内部にブルーレイディスク™並みの記録密度でデジタルデータの記録・再生に成功(日立製作所, 2014/10/20)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2014/10/1020a.html

3億年のデータ保存が可能 石英ガラスに100層記録、容量BD並みに(ITmediaニュース 2014/10/20付け記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/20/news112.html

参考:
日立製作所、石英ガラスを用いたデジタルデータ保存の実用化に向けた記録・再生技術を開発 数億年以上の保存が可能に
Posted 2012年9月25日
http://current.ndl.go.jp/node/21905

日立製作所、石英ガラスを用いた超長期のデジタルデータ保存技術を開発
Posted 2009年12月1日
http://current.ndl.go.jp/node/15397