日立製作所、石英ガラスを用いた超長期のデジタルデータ保存技術を開発

日立製作所は、石英ガラスがデジタルデータを長期的に保存できるストレージとして有用であることを確認したと発表しています。耐熱性・耐水性に優れている石英ガラスの内部にレーザーで刻印したデジタルデータの読み出しを実現する、発光ダイオードを用いた光断層撮影法を開発し、その技術により検証を行ったとのことです。経年劣化の実験では、デジタルデータのパターンの画像のコントラストが10%低下するまでに11万年、30%低下するまでに3億2千万年以上かかるという結果が得られたとのことです。

石英ガラス内部のデジタルデータを読み出す発光ダイオードを用いた光断層撮影法を開発(2009/12/1付け日立製作所のニュースリリース)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2009/12/1201a.html

日立、石英ガラスにデータ書き込み長期保存する次世代記憶技術を開発(2009/12/1付け日刊工業新聞の記事)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320091201aaaa.html

日立、石英ガラスにデータ書き込み長期保存する次世代記憶技術を開発(2009/12/1付けasahi.com
の記事)
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200912010001.html