Googleで自分の名前を検索すると、犯罪に関わっているかのような検索結果が出てくるのはプライバシー侵害にあたるとして、日本人男性がGoogleの米国本社に検索結果の削除を求めて仮処分を申請し、2014年10月9日、東京地方裁判所が、検索結果の一部を削除するよう命じる決定をしたと報道各社が報じています。
グーグルに「検索結果の削除」命令 国内初か、東京地裁(朝日新聞デジタル, 2014/10/10)
http://www.asahi.com/articles/ASGB96DSDGB9UHBI021.html
米グーグルに検索結果の削除を命令 「人格権を侵害」東京地裁が初判断(産経ニュース, 2014/10/10)
http://www.sankei.com/affairs/news/141010/afr1410100008-n1.html
グーグル:検索結果の一部削除を命令 東京地裁仮処分(毎日新聞, 2014/10/10)
http://mainichi.jp/select/news/20141010k0000e040159000c.html
参考:
E1585 – 「忘れられる権利」をめぐるEUの裁定とGoogleの対応
カレントアウェアネス-E No.263 2014.07.24
http://current.ndl.go.jp/e1585
E1572 – 「忘れられる権利」と消去権をめぐるEU司法裁判所の裁定
カレントアウェアネス-E No.261 2014.06.19
http://current.ndl.go.jp/e1572
EUのデータ保護指令第29条作業部会が、Google、Microsoft、Yahoo!と会合:“忘れられる権利”をめぐるEUの裁定に関して
Posted 2014年7月28日
http://current.ndl.go.jp/node/26671