IFLA、ディスレクシアの人への図書館サービスに関する新しいガイドライン(ドラフト版)を公開

2014年10月6日、国際図書館連盟(IFLA)の「特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(Library Services to People with Special Needs:LSN)」と「印刷物を読むことに障害がある人々のための図書館分科会 (Libraries Serving Persons with Print Disabilities Section : LPD)」が策定したディスレクシアの人への図書館サービスに関する新しいガイドラインのドラフト版が公開されました。

2001年に“Professional Report”の70号としてIFLAが出版したガイドラインの改定・増補版とのことです。

近年、多くの国で、著作権の例外規定が視覚障害者からディスレクシアの人へも拡大されていること等をうけての改定・増補で、当ガイドラインは、ディスレクシアとディスレクシアを持つ人が直面する障害に関する情報を、適切な図書館サービスのアイデアとともに提供することを目的としており、主に公共図書館でのサービスに焦点をあてているとのことです。

最終版は2014年10月に確定する予定とのことです。

Now available: Draft IFLA Guidelines for Library Services to Persons with Dyslexia(IFLA、2014/10/6)
http://www.ifla.org/node/9081

Draft IFLA Guidelines for Library Services to Persons with Dyslexia – Revised and enlarged –
http://www.ifla.org/files/assets/lsn/publications/draft-guidelines-for-library-services-to-persons-with-dyslexia.pdf

Guidelines for Library Services to Persons with Dyslexia(IFLA Professional Reports 70)
http://www.ifla.org/publications/ifla-professional-reports-70
ディスレクシアのための図書館サービスのガイドライン(日本障害者リハビリテーション協会情報センター、IFLA Professional Reports 70の日本語訳)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/easy/gl.html

参考:
CA1765 – 動向レビュー:欧州の図書館におけるディスレクシアの人々を対象にしたサービス / 野村美佐子
http://current.ndl.go.jp/ca1765