2014年8月27日付けのワシントン・ポスト紙(オンライン)で、“D.C. adds a social worker to library system to work with homeless patrons”と題し、ワシントンD.C.公共図書館に雇用されたソーシャルワーカーについての記事が掲載されています。
同館では、2014年5月から、ソーシャルワーカーのJean Badalamenti氏を“health and human services cordinator”という新設のポジションで雇用しており、記事では同氏の言葉を引用しつつ活動等を紹介しています。同氏によると、ソーシャルワーカーの雇用はサンフランシスコ公共図書館に次いで米国内で2例目ではないかとのことです。
なお、記事は、米国内の公共図書館によるホームレス支援の取組みとして、
・フィラデルフィアでカフェ、シアトルでカフェのカートを以前ホームレスだった人が雇用され営業している
・ダラスでは、ホームレスに対するインタビューを配信していること
にも言及しています。
D.C. adds a social worker to library system to work with homeless patrons(The Washington Post, 2014/8/27付け)
http://www.washingtonpost.com/local/dc-adds-a-social-worker-to-library-system-to-work-with-homeless-patrons/2014/08/26/2d80200c-2c96-11e4-be9e-60cc44c01e7f_story.html?tid=pm_local_pop
参考:
米国の公共図書館はホームレス問題への取組みの最前線にある(記事紹介) Posted 2014年7月18日
http://current.ndl.go.jp/node/26604
E1016 – ホームレス支援のため図書館がソーシャルワーカーを雇用(米) カレントアウェアネス-E No.165 2010.02.03
http://current.ndl.go.jp/e1016
サンフランシスコの公共図書館、ホームレス来館者への対応のためソーシャルワーカーを雇用 Posted 2010年1月12日
http://current.ndl.go.jp/node/15608