国際図書館連盟(IFLA)が、2014年7月30日、図書館における電子書籍貸出サービスに関し、“IFLA 2014 eLending Background Paper”を公表しました。
IFLAでは2012年に、Background Paperを公表し、さらにそれに続いて、2013年2月に、「図書館による電子書籍貸出のための原則」を公表しています。今回のBackground Paperは、2012年版以降の状況の変化について考察するために作成されたものであるとのことです。
2014年版では、統計上での取り扱いにおける認識のぶれを念頭に、電子書籍(eBook)および電子書籍の貸出(eLending)とは何かについても、記述及び議論が示されています。
IFLA launches the 2014 eLending Background Paper(IFLA, 2014/7/30付け)
http://www.ifla.org/node/8851?og=7351
本文(PDF, 32ページ)
http://www.ifla.org/files/assets/hq/topics/e-lending/documents/2014_ifla_elending_background_paper.pdf
関連:
Joint IFLA CLM & EBLIDA Satellite Meeting, 13-14 August 2014, Strasbourg
http://www.eblida.org/copyright-and-beyond
参考:
E1293 – 電子書籍の貸出サービスに関する出版者と図書館の立場は? カレントアウェアネス-E No.215 2012.05.24
http://current.ndl.go.jp/e1293
CA1816 – 電子書籍を活用した図書館サービスに係る法的論点の整理 / 間柴泰治 カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1816
国立国会図書館、IFLA刊行の「図書館の電子書籍貸出(eLending)のための原則」を翻訳・公開 Posted 2013年11月13日
http://current.ndl.go.jp/node/24835
国際図書館連盟(IFLA)、デジタル資料の貸出をテーマとするペーパーを公表 Posted 2012年5月15日
http://current.ndl.go.jp/node/20847