2014年4月3日に“The Journal of Academic Librarianship”にDeborah H. Charbonneau氏らによる“Copyright Awareness, Partnerships, and Training Issues in Academic Libraries”と題する記事がオンラインで公開されました。
米国の大学図書館員や図書館スタッフ226名を対象に、さまざまな著作権のポリシー、著作権に関する課題解決のための学内での協力関係、研修のニーズについて調査を行ったものとのことです。
調査結果をいくつか紹介すると、図書館の利用者に著作権に関する情報を充分に提供できる準備ができているという回答は49%しかなかったとのことです。また、著作権についての認知もさまざまで、フェアユースについて知っているとする回答は96.1%なのに対して、遠隔教育についての権利制限規定である“TEACH ACT”については61.2%であったとのことです。57.1%が著作権に関する研修を受講したことがあると回答していますが、39.8%はより多くの研修を望んでいると回答しているとのことです。
Copyright Awareness, Partnerships, and Training Issues in Academic Libraries
http://dx.doi.org/10.1016/j.acalib.2014.03.009