NCLE、米国のリテラシー教育における協同をいかに実現するのかについての調査レポートを公表

米国リテラシー教育センター(the National Center for Literacy Education :NCLE )が“Remodeling Literacy Learning: Paths to Standards Implementation”と題する調査レポートを公表していました。レポートが掲載されたページは、2014年2月18日に更新されています。

このレポートは、2013年の調査レポート“Remodeling Literacy Learning: Make Room for What Works”で示されたアイデアをどのように実現し、リテラシーにおける新しい共通基礎スタンダード(Common Core State Standards)をどのように実行するのかについて調査したものとのことです。

サマリーには、主な結果として以下のような点が示されています。

・全国的に、教師は、生徒が新しいリテラシー標準を達成するための支援について、準備不足であると感じている。
・教師は、リテラシー標準の実現に当たっては同僚との協同が最も価値ある支援となると考えている。
・残念ながら、学校においては、協同のための時間が減少している。また、多くの教師は、学校でどのように標準を実現するかの決定にあたって、継続して関与できていない。
・教師が積極的に改革に関わっているところで、前向きな変化が起こっている。
・教師は、より頻繁に、他人と協同して教材の分析、カリキュラムの検討、評価を行うことに満足感を感じる傾向にある。
・すべての分野の教師は、リテラシーの訓練の変化に積極的に関わっており、協同の機会があった場合に大きな変化が実現している。
・機会が与えられれば、教師は授業改革や教材変更を適切に行う義務がある。

Remodeling Literacy Learning Together: Paths to Standards Implementation(NCLE, 2014/2/18付)
http://www.literacyinlearningexchange.org/remodeling-together

NCLE Study Reveals the Potential of a Quiet Revolution(NCLE, 2014/2/18付)
http://www.literacyinlearningexchange.org/blog/quiet-revolution

Educator collaboration key to successful CCSS implementation(ALAnews, 2014/3/18付)
http://www.ala.org/news/press-releases/2014/03/educator-collaboration-key-successful-ccss-implementation

参考:
NCLE、米国のリテラシー教育における協同についての調査レポートを公表
Posted 2013年4月15日
http://current.ndl.go.jp/node/23331

E1456 – 図書館と博物館における早期学習への取り組み カレントアウェアネス-E No.241 2013.07.25
http://current.ndl.go.jp/e1456