2014年3月14日付の北米研究図書館協会(ARL)のニュースで、米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、大学・研究図書館協会(ACRL)から構成される、図書館著作権同盟(Library Copyright Alliance:LCA)が2014年3月4日付でEUの著作権制度改革についての意見招請に回答を行ったと報じられており、その回答内容も公開されています。
回答では、デジタル放送、保護期間、例外規定、保存とアーカイビング、電子貸出、大規模デジタル化、教育、研究、障害を持つ人のアクセスなど図書館コミュニティに関する論点を取り上げているとのことです。LCAは、フェアユースを推奨するため、特に例外規定に関する質問についてなどは関連資料を提示しながら詳しく回答しているとのことです。
Library Copyright Alliance Comments on EU Consultation on Copyright Rules(ARL, 2014/3/17付)
http://www.arl.org/news/arl-news/3173-library-copyright-alliance-comments-on-eu-consultation-on-copyright-rules#.UyZeBtK-2Fw
Response of the Library Copyright Alliance to the EU Copyright Consultation(PDF,13ページ)
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/response-eucopyright-final-3mar2014-2.pdf
参考:
IFLA、EUの著作権制度改革についての意見招請への回答を公開
Posted 2014年3月13日
http://current.ndl.go.jp/node/25692
欧州研究図書館協会(LIBER)、欧州委員会の著作権改革に関する意見招請への回答を発表
Posted 2014年3月7日
http://current.ndl.go.jp/node/25657
Europeana、欧州委員会の著作権制度改革に関して意見を表明
Posted 2014年1月29日
http://current.ndl.go.jp/node/25365
E1265 – ARLが米国の大学図書館等におけるフェアユースの基準を公表 カレントアウェアネス-E No.210 2012.02.23
http://current.ndl.go.jp/e1265