2025年3月27日、台湾国家図書館が、2024年の公共図書館の利用状況等に関する報告書『113年臺灣閱讀風貌及全民閱讀力年度報告』を発表しました。
公共図書館の来館者数は延べ1億3,151万人(前年比21.35%増)で、本を借りた人数は延べ5,770万人(前年比63.55%増)でした。また、貸出冊数は1億4,694万冊(前年比15.49%増)、電子書籍の貸出冊数は1,980万冊を超えた(前年比99.8%増)とあります。
2024年の貸出統計に基づく人気図書のランキング(総合及びジャンル別)が掲載されており、総合ランキング第1位は『原子習慣』(邦題『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』)、日本関係書籍では岸見一郎氏、古賀史健氏の『被討厭的勇氣』(邦題『嫌われる勇気』)が第3位となっています。
報告書では、台湾の公共図書館の統計を基に「閲讀力」(読書力)を分析した結果もまとめられており、地域別に一人当たり平均の図書館蔵書冊数、貸出冊数、来館回数、貸出カードの所持率などが紹介されています。
113年臺灣閱讀風貌:數位閱讀力崛起99.8 %,圖書館服務模式雙軌並行(台湾国家図書館, 2025/3/27)
https://www.ncl.edu.tw/information_236_18312.html
113年臺灣閱讀風貌及全民閱讀力年度報告 [PDF:102ページ]
https://nclfile.ncl.edu.tw/files/202503/ad9c93e5-3495-4dc0-aefb-2063b512740f.pdf
参考:
台湾国家図書館、公共図書館の利用状況等に関する報告書(2023年)を発表 [2024年04月01日]
https://current.ndl.go.jp/car/217807