2025年3月22日、小規模ミュージアムネットワーク(小さいとこネット)によるオンライン情報交換会「小さいとこnanoその5~続く、続けるミュージアム~」が開催されます。
小さいとこネットは、2010年に発足した小規模ミュージアムに関心のある人で構成されるネットワークで、学芸員やミュージアム職員のほかボランティア等が参加しています。小規模ミュージアム同士の交流を通してお互いの活動を学び合い、より良い施設運営をすることを目指しているとあります。
オンライン情報交換会では、「続く、続けるミュージアム」をテーマに、直営・指定管理・地方独立行政法人など様々な運営の形を取り活動を続けてきた博物館の実例を学ぶとあります。また、人口減少やインフレ等、社会状況が変化する中で、博物館が地域において今後もより良い活動を続けていくためのヒントを探るとしています。情報交換会第5回となる今回は、前回の開催館である「八尾市立しおんじやま古墳学習館」の開館20周年企画も兼ねており、一般にも公開して配信されます。
主なプログラムは次のとおりです。
・基調講演「博物館の運営制度から見る、長く続ける秘訣とは?~直営、指定管理、地方独立など~」
佐々木秀彦氏(公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京)
・事例報告①「地方独立行政法人の博物館を続ける秘訣」
釋知恵子氏(地方独立行政法人大阪市博物館機構)
・事例報告②「指定管理者制度の博物館を続ける秘訣」
垣内敬造氏(篠山チルドレンズミュージアム館長)、坂本昇氏(伊丹市昆虫館館長)、福田和浩氏(八尾市立しおんじやま古墳学習館館長)
・事例報告③「直営の博物館を続ける秘訣」
井上毅氏(明石市立天文科学館館長)
・事例報告④「直営&震災後の博物館を続ける秘訣」
北林雅康氏、床坊睦美氏(七尾市教育委員会、のと里山里海ミュージアム)
・ディスカッション「博物館を長く続ける秘訣とは?」
司会:五月女賢司氏(大阪国際大学国際教養学部准教授)
参加費は無料で、事前申込みは不要です。
オンライン情報交換会「小さいとこnanoその5~続く、続けるミュージアム〜」を開催します(小さいとこネット, 2025/2/28)
https://chiisaitokonet.jimdofree.com/what-s-new/
小さいとこネットとは(小さいとこネット)
https://chiisaitokonet.jimdofree.com/
小さいとこの理念(小さいとこネット)
https://chiisaitokonet.jimdofree.com/%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%93%E3%81%AE%E7%90%86%E5%BF%B5/
参考:
「博物館法の一部を改正する法律案」が成立 [2022年04月11日]
https://current.ndl.go.jp/car/45965
E2728 – 全国美術館会議による美術館学芸員の聞き取り調査について
カレントアウェアネス-E No.486 2024.09.05
https://current.ndl.go.jp/e2728
E2719 – 博物館デジタルアーカイブの現在地(第1回)<報告>
カレントアウェアネス-E No.484 2024.07.25
https://current.ndl.go.jp/e2719
E2677 – 博物館DXと地域文化遺産シンポジウム石川2023<報告>
カレントアウェアネス-E No.475 2024.03.07
https://current.ndl.go.jp/e2677