2025年1月24日、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)が、「消滅危機言語デジタル・アーカイブ」を公開したと発表しました。
U-PARLは、消滅の危機に直面している言語について、文字資料のほか、音声・画像・映像などのデジタル化にも力を入れていくとしています。同アーカイブ開設時点では、第一歩として、南シベリアで話されているテュルク系少数言語の一つであるショル語の詩と朗読が公開されています。
「消滅危機言語デジタル・アーカイブ」を公開しました(U-PARL, 2025/1/24)
https://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/japanese/notice20250124
消滅危機言語デジタル・アーカイブ(U-PARL)
https://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/japanese/endangeredlanguages
参考:
国立国語研究所と宮古島市(沖縄県)、連携・協力協定を締結:同市の言語資源のデジタルアーカイブ化を推進へ [2023年12月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/201677
慶應義塾大学、伝統芸能データベース「Global Jukebox」を公開:約1,000民族の5,000件以上の音声記録を提供 [2022年11月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/47181
英・ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)、消滅の危機に瀕する言語を搭載する“Endangered Language Archive(ELAR)”の新しいオンラインプラットフォームを公開 [2021年02月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/43379
世界の言語遺産を保存するアーカイブプロジェクト“collection Pangloss”(記事紹介) [2021年01月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/43047
英国図書館の消滅の危機に瀕した文化遺産アーカイブプロジェクトEndangered Archives Programme、新たに4コレクションをオンライン公開 [2020年07月10日]
https://current.ndl.go.jp/car/41481