2023年11月20日、国立国語研究所が、宮古島市(沖縄県)と、消滅危機にある宮古島の言語に関する学術交流等の諸活動の発展に向けた連携・協力協定を締結したと発表しました。
宮古島の言語は、地域社会の貴重な財産であると同時に、独自の特徴を持っており学術的にも重要であるとし、協定により、同市所蔵の映像・音声・文字資料といった言語資源のデジタルアーカイブ化が進められます。
デジタルアーカイブ化推進に当たり、宮古島市は資料の提供、著作権者に関する情報提供、広報等を行い、国立国語研究所は資料内容の確認、アーカイブ化、コンテンツ化等の作業を実施するとしています。協定の期間は2027年3月31日までですが、双方の合意があれば延長されるとあります。
国立国語研究所は沖縄県宮古島市と連携・協力協定を締結しました(ことば研究館, 2023/11/20)
https://kotobaken.jp/release/news-231120-02/
参考:
Brill社と国立国語研究所、新たなオープンアクセス(OA)シリーズの出版に合意 [2021年08月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/44596
国立国語研究所、「話しことば調査映画台本所蔵リスト」を公開 [2018年07月30日]
https://current.ndl.go.jp/car/36408