2021年2月23日、英・ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)は、2月21日の国際母語デーにあわせ、“Endangered Language Archive(ELAR)”の新しいオンラインプラットフォームを公開したと発表しています。
ELARは、言語の多様性が激減していることに対応するため、アルカディア基金からの資金提供を受けて、消滅に危機に瀕する言語を記録化する事業への助成プログラムとともに2002年に開設されたものです。
デジタル保存技術を持つ英・Preservica社の支援を受けて構築された新しいプラットフォームには、世界中で記録された消滅の危機に瀕した500点を超す言語の視聴覚資料が搭載されています。
ELAR launches new archiving platform(SOAS,2021/2/23)
https://www.soas.ac.uk/news/newsitem151887.html
About(Endangered Language Archive)
https://www.elararchive.org/about-us/
Endangered Language Archive(ELAR)
https://www.elararchive.org/
参考:
言語のデジタルアーカイブ構築を目指す“Rosetta Project”
Posted 2008年8月26日
https://current.ndl.go.jp/node/8657
英・グラスゴー大学、スコットランド・ゲール語のデジタルアーカイブ“Digital Archive of Scottish Gaelic”でオーディオアーカイブを公開
Posted 2018年8月29日
https://current.ndl.go.jp/node/36565
文化庁、2019年度「アイヌ語のアーカイブ作成支援事業」への募集を開始
Posted 2019年2月27日
https://current.ndl.go.jp/node/37662
世界の言語遺産を保存するアーカイブプロジェクト“collection Pangloss”(記事紹介)
Posted 2021年1月21日
https://current.ndl.go.jp/node/43047
オーフス国立・大学図書館(デンマーク)、英・Preservica社とテレビ・ラジオ番組やデジタルコレクションの長期保存等の関する契約を締結
Posted 2016年10月4日
https://current.ndl.go.jp/node/32667