言語のデジタルアーカイブ構築を目指す“Rosetta Project”

言語学者によると、22世紀までに、世界の多様な言語の90%が失われる可能性があるということですが、“Rosetta Project”は、将来に渡って言語という人類の文化遺産を維持していくため、言語に関する資料のデジタルアーカイブを構築しています。この取組みは、ロングナウ財団のプロジェクトで、世界中の言語の専門家、ネイティブスピーカーが協力しています。2004年に、全米科学財団(NSF)電子図書館プロジェクト(National Science Digital Library: NSDL)のコレクションとなって以降着実にコンテンツを増やし、現在では2,500を超える言語に関する10万ページ近い資料を提供しています。
ロングナウ財団は、人類の英知を1万年先の未来にまで伝えることを目指しており、人類の多様な言語を遠い将来まで伝えるため、現代版ロゼッタストーン“Rosetta Disc”の開発も行っているということです。

Rosetta Project
http://www.rosettaproject.org/

Long Now Foundation
http://www.longnow.org/