東京文化財研究所に事務局をおいて活動を進めてきた東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会が2013年3月31日で解散し、4月1日にその報告記事をウェブサイトに掲載しました。
報告記事には、同委員会が2年間の活動期間に要請のあった90を超える施設等で文化財等の救出作業にあたったこと、多くの被災文化財等は応急修理が終えたものの、本格的な修復にはなお多くの年月がかかることから、委員会に参加した各機関・団体は今後も文化財の復旧・修復に向けて協力していくこと、委員会参加団体の活動記録(作業日誌)についてはデータベース化が進められており、今後は東京文化財研究所が中心となって救援活動の全容を示すデータを作成する計画を進めていること等が書かれています。
また、ウェブサイトには同委員会が残した活動資料や活動記録、参加団体等がまとめられています。
東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会の解散について(ご報告) (東京文化財研究所 2013/4/1付けの記事)
http://www.tobunken.go.jp/japanese/rescue.html