米・ミシガン州の部族図書館における分類法“Maawn Doobiigeng”(記事紹介)

2024年11月21日付けで、米・ミシガン大学の学生が運営するThe Michigan Daily紙に、同大学で行われた、部族図書館における分類法に関するイベントの報告記事が掲載されています。

記事によると、イベントでは、ミシガン州の部族図書館であるSaginaw Chippewa Tribal Librariesにおいて導入された分類法“Maawn Doobiigeng (Gather Together)”について、部族メンバーの図書館員から紹介されました。

デューイ十進分類法(DDC)、米国議会図書館分類法(LCC)などの従来の分類法では、ネイティブ・アメリカンに関する情報に正確にアクセスするには不十分であることのほか、“Maawn Doobiigeng”では、資料が部族の氏族(clan)やその知識領域に対する関係によって分類されていることなどが紹介されました。

University Libraries celebrates tribal librarian Maawn Doobiigen classification system(The Michigan Daily, 2024/11/21)
https://www.michigandaily.com/news/campus-life/university-libraries-celebrates-tribal-librarian-doobiigen-classification-system/

関連:
Maawn Doobiigeng(Gather Together)(Saginaw Chippewa Tribal Libraries)
https://saginaw.ploud.net/MaawnDoobiigeng

参考:
米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、ネイティブ・アメリカン等のための図書館サービス支援プログラムに約570万ドルを助成 [2023年08月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/190943

米・カリフォルニア大学バークレー校ロースクール図書館における先住民族に関する資料の再分類(記事紹介) [2023年02月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/173151

ブリティッシュコロンビア大学図書館(カナダ)の件名標目における先住民族「脱植民地化」に向けた取り組み(記事紹介) [2020年07月07日]
https://current.ndl.go.jp/car/41444