OCLC、目録作成時に分類・件名を提案する人工知能(AI)ツールを導入

2025年12月8日、OCLCは、目録作成時に分類・件名を提案する人工知能(AI)ツールを目録情報等の管理サービス“WorldShare Record Manager”と目録作成サービス“Connexion”に導入したと発表しました。

同ツールで提案される分類・件名は、デューイ十進分類法(DDC)、米国議会図書館分類表(LCC)、米国議会図書館件名標目表(LCSH)です。

このツールにより、目録作成の作業時間が短縮し、精度が向上するとしています。また、図書館は、どの提案を表示するかの設定をカスタマイズでき、目録作成者は提案の採否を決定できるとしており、それにより提案の精度が向上するとあります。

OCLC introduces new AI tools to make cataloging faster and smarter(OCLC, 2025/12/8)
https://www.oclc.org/en/news/releases/2025/20251208-ai-recordmanager-connexion.html

参考:
機械学習とWorldCat:書誌レコードの改善に向けたOCLCの取組(記事紹介) [2023年08月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/190935