2023年8月24日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、ネイティブ・アメリカン、アラスカ先住民族およびハワイ先住民族の組織による図書館サービスの支援・改善を目的とした3つのプログラムを通じて、総額576万3,000ドルを助成することを発表しました。
既存の図書館運営のサポートや中核的な図書館サービスの維持を目的とするNative American Library Services Basic Grantsとして、合計約156万ドルが144の先住民族、アラスカ先住民族の村等に助成されます。Basic Grantsに申請した団体のうち、11州の29部族に対してNative American Library Services Enhancement Grantsとして合計約375万ドルが助成されます。また、ハワイ先住民族のために活動する3つのNPOを対象に、Native Hawaiian Library Services Grantsとして合計約45万ドルが助成されます。
IMLS Awards $5.7 Million to Strengthen Library Services for Tribal Communities, Native Hawaiians(IMLS, 2023/8/24)
https://imls.gov/news/imls-awards-57-million-strengthen-library-services-tribal-communities-native-hawaiians
参考:
ネイティブ・アメリカンの学生の学術図書館利用経験(文献紹介)[2022年06月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/46318
米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、ネイティブ・アメリカンとネイティブ・ハワイアンのための図書館サービス支援プログラムに400万ドルを助成 [2017年08月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/34581
CA875 – Native Americansのための図書館サービス:居留地図書館の報告から / 柳下み咲
カレントアウェアネス No.165 1993.05.20
https://current.ndl.go.jp/ca875