2024年11月28日、文化庁と文化遺産国際協力コンソーシアムが、第35回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会「文化遺産保護と奈良文書―国際規範としての受容と応用―」を、東京文化財研究所(東京都台東区)の会場参集とオンライン形式で開催します。
参加費は無料で、事前に申込みが必要です。当日は日本語・英語の同時通訳があります。
主なプログラムは以下のとおりです。
【セッション1:ヨーロッパ】
モデレーター:西和彦氏(文化庁文化資源活用課文化遺産国際協力室世界文化遺産部門主任文化財調査官)
・発表1「ヨーロッパにおける遺産保護のオーセンティシティ」
ベンジャミン・ムートン氏(歴史的記念物名誉総監察官/歴史的記念物主任建築家)
・話題提供1「宗教的・感情的遺産と「オーセンティシティ」の関係性―パリ・ノートル=ダム大聖堂修復からの検討」
坂野正則氏(上智大学文学部教授)
・話題提供2「ヨーロッパにおけるオーセンティシティの概念の理解の多様性」
アレハンドロ・マルティネス氏(京都工芸繊維大学デザイン・建築学系准教授)
【セッション2:アジア】
モデレーター:友田正彦氏(文化遺産国際協力コンソーシアム事務局長/東京文化財研究所副所長)
・発表2「中国の文化遺産保護におけるオーセンティシティ」
呂舟氏(清華大学国家遺産センター長・教授/中国イコモス国内委員会副委員長)
・話題提供3「古材の有形的な価値―日本の歴史的建造物の保存修理を例に―」
ウーゴ・ミズコ氏(学習院女子大学国際文化交流学部教授)
・話題提供4「日本の文化財保護と世界遺産の仕組みの比較によるオーセンティシティの考察」
下間久美子氏(國學院大學観光まちづくり学部教授/日本イコモス国内委員会副委員長)
【セッション3:アフリカ】
モデレーター:長岡正哲氏(ユネスコナイロビ支部文化局東アフリカ地域文化アドバイザー)
・発表3「アフリカにおける遺産のオーセンティシティ」
ジョージ・アブング氏(ケニヤ国立博物館名誉館長)
・話題提供5「アフリカにおけるコミュニティ包括型建築遺産」
岡崎瑠美氏(芝浦工業大学建築学部准教授)
・話題提供6「現代の遺産論における課題―理論と実践におけるアフリカの遺産の真正性に関する事例研究―」
長岡正哲氏
【パネルディスカッション】
モデレーター:河野俊行氏(九州大学名誉教授/イコモス名誉会長)
コメンテーター:西村幸夫氏(國學院大學観光まちづくり学部学部長)
パネリスト:各登壇者
第35回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会 「文化遺産保護と奈良文書-国際規範としての受容と応用-」を開催します(文化庁, 2024/11/8)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94133501.html
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/94133501_01.pdf
※二つ目のURLはチラシです。[PDF:1.8MB]
参考:
E2444 – 第29回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会<報告>
カレントアウェアネス-E No.424 2021.11.11
https://current.ndl.go.jp/e2444
E1861 – 文化遺産国際協力コンソーシアム設立10周年
カレントアウェアネス-E No.315 2016.11.24
https://current.ndl.go.jp/e1861