2024年10月8日、生物学、生態学、環境科学分野の電子ジャーナルデータベースを提供する非営利出版社BioOneが、2026年から試行開始予定の“Subscribe to Open”(S2O)モデルの対象タイトルを発表しました。
S2Oは、既存の図書館等からの定期購読料収入によって、購読誌のオープンアクセス(OA)化を目指すモデルです。
発表によると、試行では日本の生物系4学会を含む54の学会や博物館、研究機関等が刊行するジャーナル計71タイトルが対象となる予定で、独立系出版社から成るS2Oモデルとしては最大規模であると述べられています。
Over 50 Independent Publishers Commit to BioOne Subscribe to Open Pilot(BioOne, 2024/10/8)
https://bioonepublishing.org/press-release/over-50-independent-publishers-commit-to-bioone-subscribe-to-open-pilot/
Subscribe to Open Participating Publishers(BioOne)
https://bioonepublishing.org/our-work/subscribe-to-open/participating-publishers/
BioOne Subscribe to Open Pilot Coming 2026 [PDF:2ページ]
https://bioonepublishing.org/wp-content/uploads/2024/10/S2O-Flyer_8.5x11_2024_web.pdf
参考:
Taylor & Francis社、一部のジャーナルにおいて“Subscribe to Open”モデルを試験導入 [2024年10月04日]
https://current.ndl.go.jp/car/227634
米国生理学会、2025年から“Subscribe to Open”モデルを導入すると発表 [2024年03月05日]
https://current.ndl.go.jp/car/210687
【イベント】シリーズ学術出版を学ぶ(31)S2Oモデルによる持続可能なOAジャーナル出版に向けて~BioOneとUniBioジャーナルの挑戦~(2/22・オンライン) [2024年02月08日]
https://current.ndl.go.jp/car/210080