米国デジタル公共図書館(DPLA)、1,300以上の禁書となったタイトルが“The Banned Book Club”を通じて全米で利用可能になったと発表

2024年10月3日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、1,300以上の禁書となったタイトルが“The Banned Book Club”を通じて全米で利用可能になったと発表しました。

“The Banned Book Club”は、禁書となったタイトルの電子書籍版をアプリを通じて無料で提供するサービスです。2023年7月にDPLAが米国の図書館等のネットワークLyrasisの協力の下、立ち上げました。

サービス開始当初は、対象タイトルが学校や図書館から撤去された地域のみ利用可能としていましたが、禁書をめぐる状況を踏まえ、禁書の影響を直接受ける地域に住んでいるかいないかにかかわらず、提供することにしたとあります。

The Banned Book Club now available nationwide(DPLA, 2024/10/3)
https://dp.la/news/the-banned-book-club-now-available-nationwide

The Banned Book Club
https://www.thebannedbookclub.info/

参考:
米国デジタル公共図書館(DPLA)、“The Banned Book Club”の拡大に向けてシカゴ大学図書館と連携 [2023年11月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/194947