米国デジタル公共図書館(DPLA)、今後複数年にわたり米国の文化遺産機関とWikipediaとの連携を図ることを発表

2023年1月4日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、スローン財団(Alfred P. Sloan Foundation)からの助成を得て、今後複数年にわたる米国の文化遺産機関とWikipediaとの連携を図る活動を行うと発表しました。

発表によると、約3年前から、DPLAはスローン財団の助成を得てWikimedia財団と協力を開始して以来、300万を超える写真・文書・ファイル等をWikimedia commonsで共有しているとしています。今回のさらなる助成により、取り組みに参加する機関数と、Wikipediaをはじめとする関連プロジェクトで利用できる文化遺産コンテンツを大幅に増加させることができるとしています。

DPLA to make cultural treasures freely available on Wikipedia with new Sloan Foundation support (DPLA, 2023/1/4)
https://dp.la/news/dpla-to-make-cultural-treasures-freely-available-on-wikipedia-with-new-sloan-foundation-support

参考:
米国デジタル公共図書館(DPLA)、Wikimedia財団と連携し、登録されている文化遺産のデータをWikimedia Commonsにアップロードすると発表 2019-12-13
https://current.ndl.go.jp/car/39730

E2188 – 米国デジタル公共図書館(DPLA)戦略計画2019-2022
カレントアウェアネス-E No.378 2019.10.24
https://current.ndl.go.jp/e2188

CA1857 – 米国デジタル公共図書館(DPLA)の過去・現在・未来 / 塩﨑 亮,佐藤健人,安藤大輝
カレントアウェアネス No.325 2015年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1857