米コロラド大学デンバー校図書館のJeffrey Beall氏が、2012年12月4日付けの自身のブログ“Scholarly Open Access”で、“Beall’s List of Predatory Publishers”というリストの2013年版を公開しました。
このリストは、著者の支払う論文投稿料(APC)の“搾取(predatory)”を目的としているとBeall氏が判断した出版社を紹介するもので、研究者らに対してこれらと関わらないよう推奨しています。リストの前半は疑わしいオープンアクセス出版社、後半はどこのプラットフォームでも出版されてないという疑わしいジャーナルのリストです。リストへの掲載基準も併せて公開されています。
なお、2011年12月に公表されたリストでは24社が挙げられていましたが、今回は244社が“predatory”とされています。
Beall’s List of Predatory Publishers 2013(Scholarly Open Access 2012/12/4付け記事)
http://scholarlyoa.com/2012/12/06/bealls-list-of-predatory-publishers-2013/
Criteria for Determining Predatory Open-Access Publishers (2nd edition)(Scholarly Open Access)
http://scholarlyoa.com/2012/11/30/criteria-for-determining-predatory-open-access-publishers-2nd-edition/
Crowdsourcing a database of “predatory OA journals”(Sauropod Vertebra Picture of the Week #AcademicSpring 2012/12/6付け記事)
http://svpow.com/2012/12/06/crowdsourcing-a-database-of-predatory-oa-journals/
Beall’s List of Predatory, Open-Access Publishers(Metadata 2011/12/1付け記事)
https://metadata.posterous.com/83235355
[drf:2768] 問題のOA出版?
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drfml/msg02753.html
参考:
わざと投稿された無意味な論文を受理してしまったOA誌の編集長辞任
http://current.ndl.go.jp/node/13264