新人の情報検索スキルと企業からの期待とのギャップ、Project Information Literacyがレポートを公開

Project Information Literacyが、2012年10月16日付けで、“Learning Curve: How College Graduates Solve Information Problems Once They Join the Workplace”と題したレポートを公表しました。大学を卒業して就職したばかりの人々の情報探索行動をテーマにしたもので、米国の23の雇用者へのインタビューや、最近大学を卒業して就職したばかりの33人に対するフォーカスグループインタビューが行われています。レポートの概要では、現代の学生はオンラインで素早く答えを探しだすスキルを備えているが、雇用者側は彼らに対してオンラインで情報を検索するだけではなく、紙のレポートを繰ったり、電話をかけたり、調査結果についてチームの仲間と話し合ったりといった従来の方法をも組み合わせることを求めている、というようにまとめられています。

Learning Curve: How College Graduates Solve Information Problems Once They Join the Workplace(PDF:38ページ)
http://projectinfolit.org/pdfs/PIL_fall2012_workplaceStudy_FullReport.pdf

Project Information Literacy
http://projectinfolit.org/

参考:
E1124 – 米国大学生の情報リテラシーの現状と教員・図書館員等への提言
http://current.ndl.go.jp/e1124

米ワシントン大学、図書館内における大学生の情報機器の利用に関する調査レポートを公開
http://current.ndl.go.jp/node/19330

米国ワシントン大学、大学生の情報リテラシーを調査したレポートを公表
http://current.ndl.go.jp/node/17085