【イベント】西洋中世学会若手セミナー「西洋中世学研究者のためのデジタル・ヒューマニティーズ入門」(2/13・東京)

2024年2月13日、東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)において、西洋中世学会若手セミナー「西洋中世学研究者のためのデジタル・ヒューマニティーズ入門」が開催されます。

セミナーでは、人文学のテクストを機械可読形式で構造化するText Encoding Initiative(TEI)及びデジタルアーカイブ間での画像の相互運用を促進するIIIFという、テクスト・画像それぞれに関わる国際規格を中心に、西洋中世学にデジタル技術を適用するための基礎を学ぶとしています。

人文学の様々な領域に深く関わるデジタル技術を取り上げることで、研究内容・研究方法の学際的な共有を促進することを狙いとし、デジタル技術が人文学の営みをどのように変えていく/いかないのかについて議論したいとしています。

主なプログラムは以下のとおりです。

〇TEI―文字史料をマークアップしてみる
小風尚樹氏(千葉大学大学院人文社会科学系教育研究機構助教)、永崎研宣氏(人文情報学研究所主席研究員)
〇IIIF―西洋中世写本の画像を加工してみる
小川潤氏(人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)特任研究員)、中村覚氏(東京大学史料編纂所助教)
〇ディスカッション

参加費は無料で、定員は60人程度(要事前申込み)です。

2023年度西洋中世学会若手セミナー開催告知(西洋中世学会, 2024/1/17)
https://www.medievalstudies.jp/general/20240117/

参考:
E2638 – データ駆動型人文学の推進に向けたラウンドテーブル<報告>
カレントアウェアネス-E No.466 2023.10.19
https://current.ndl.go.jp/e2638

CA2042 – 北米におけるデジタル・ヒューマニティーズと日本研究の現状:発展、協働、そして課題 / ポーラ R. カーティス、後藤 真(翻訳)、川邊咲子(翻訳)
カレントアウェアネス No.356 2023年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2042