【イベント】令和5年度東日本大震災アーカイブシンポジウム―震災遺産と地域文化の継承を目指して―(1/8・仙台、オンライン)

2024年1月8日、国立国会図書館(NDL)と東北大学災害科学国際研究所が主催し、「令和5年度東日本大震災アーカイブシンポジウム―震災遺産と地域文化の継承を目指して―」を、同研究所(仙台市)及びオンラインで開催します。

事例報告では、東京電力福島第一原発事故による避難指示区域の解除が進み、今後アーカイブの構築が期待される地域から、震災記録と地域の歴史文化伝承のための取組について報告があります。また、パネルディスカッションでは、震災の記録・記憶を含めた地域の歴史や民俗文化を継承する上での課題について議論します。

参加費は無料で、定員は、会場参加120人、オンライン視聴300人(いずれも先着順、要事前申込み)です。

当日の主な内容は以下のとおりです。

・趣旨説明
 今村文彦氏(東北大学災害科学国際研究所教授)

・事例報告
「震災後収集資料の整理・活用における現状と課題」
 苧坪祐樹氏(大熊町教育委員会教育総務課副主任学芸員)
「とみおかアーカイブ・ミュージアムの歴史資料と震災遺産の保存活用」
 三瓶秀文氏(富岡町教育委員会生涯学習課課長補佐)
「震災遺構浪江町立請戸小学校が伝えたいこと、今後の課題について」
 渡邊祐典氏(浪江町教育委員会事務局生涯学習課社会教育係主査)
「双葉町における震災資料保全の取り組みについて」
 橋本靖治氏(双葉町総務課長兼秘書広報課長)

・進捗報告
「これからのアーカイブに望むこと―ポータルサイト「ひなぎく」の経験から―」
 井上佐知子(NDL電子情報部主任司書)
「震災アーカイブの意義について―みちのく震録伝の経験から―」
 柴山明寛氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)

・パネルディスカッション
「震災遺産と地域文化の継承を目指すなかでの課題について」
 進行:柴山明寛氏
 パネリスト:上記報告者全員

令和5年度東日本大震災アーカイブシンポジウム―震災遺産と地域文化の継承を目指して―【令和6年1月8日(月曜・祝日)開催】(ひなぎく, 2023/11/17)
https://kn.ndl.go.jp/static/2023/11/171?language=ja

参考:
「令和4年度東日本大震災アーカイブシンポジウム―震災記録を次世代につなぐ―」の配布資料・動画・写真が公開 [2023年05月08日]
https://current.ndl.go.jp/car/181286

E1413 – 国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の公開
カレントアウェアネス-E No.234 2013.03.28
https://current.ndl.go.jp/e1413