横浜市、市内の小中学校における発電電力の余剰分を同市中央図書館へ供給する取組を開始:最終的に同館の年間電力使用量の約23%の供給を予定

2023年11月8日、横浜市が、同市内の小中学校の太陽光発電設備で発電した電力の余剰分を横浜市中央図書館へ供給する取組を開始することを発表しました。

電力会社の配送電網を使用して、自らが発電した電気を別の場所に立地する自施設に送電する制度である「自己託送」を活用し、市立小中学校6校の余剰電力を同市中央図書館へ供給するとしています。自己託送を活用して、公共施設に設置した太陽光発電施設による余剰電力を地産地消する取組は全国初とあります。

記者発表資料によると、この取組によって小中学校6校から年間約17万kWhの電力が同館へ供給される見込みです。今後は自己託送元の学校を順次追加して25校とし、最終的に同館の年間電力使用量の約23%に相当する45万2,000kWhの供給が予定されています。

全国初!小中学校の太陽光で発電した電力を、「自己託送」を活用し、公共施設へ供給します!(横浜市. 2023/11/8)
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/ondan/2023/PPAzikotakusou.html
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/ondan/2023/PPAzikotakusou.files/0002_20231107.pdf
※二つ目のURLは報道発表資料[PDF:2ページ]です。

参考:
横浜市、「横浜市の図書館の未来を語るワークショップ」に参加する市民等を募集:図書館ビジョン(仮称)策定の一環として [2023年05月08日]
https://current.ndl.go.jp/car/181272