2011年10月24日付けのSpringer社の発表によると、同社は大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)と電子ジャーナルの契約に関して包括的な合意に至ったようです。合意内容には、電子ジャーナルアーカイブ(バックファイル)の範囲が1999年まで拡大すること(現在は1996年まで)や、カレント分の価格上昇に関する抑制が含まれているようです。なお、Springer社のバックファイルについては2006年から国立情報学研究所(NII)のNII-REOに収録されていますが、範囲拡大後も引き続きNII-REOから提供されるようです。
Springer and Japanese library consortium sign licensing agreement (Springer 2011/10/24付けプレスリリース)
http://www.springer.com/about+springer/media/pressreleases?SGWID=0-11002-6-1283722-0
JUSTICE
http://www.nii.ac.jp/content/justice/
NII-REO
http://reo.nii.ac.jp/
参考:
E1189 – 大学図書館コンソーシアム連合JUSTICEの誕生:現状とその将来
http://current.ndl.go.jp/e1189
NII 欧米2社の電子ジャーナルアーカイブファイルを導入
http://current.ndl.go.jp/node/4031
CA1553 – 動向レビュー:図書館コンソーシアムのライフサイクル / 尾城孝一
http://current.ndl.go.jp/ca1553