2011年9月13日、経済協力開発機構(OECD)が、「図表で見る教育2011」を公表しました。この資料の中で、日本の15歳の読解力は高水準にあり、かつ低成績層の占める割合が低いとの指摘があります。これは、15歳の生徒を対象とした学習到達度調査(PISA)の2009年の読解力分野において、日本の低成績(OECDの定める読解力の7つのレベルのうち、下から3つ目以下のレベルに属するもの)の生徒の割合は31.6%であり、OECD平均の42.8%を大きく下回っているということで、韓国(21.2%)、フィンランド(24.8%)、カナダ(30.5%)に次いでOECD加盟国中4番目に低い数値であるとのことです。また、日本はPISA における全体の水準としても、2006年のOECD加盟国中12位から2009年には5位に上昇しているようです。
図表でみる教育2011: カントリー・ノート: 日本 (PDF)
http://www.oecdtokyo2.org/pdf/theme_pdf/education/20110913eag.pdf
OECD東京センタ- (2011/9/13付けの「What’s new」に上記へのリンクがあります)
http://www.oecdtokyo.org/
Education: crisis reinforces importance of a good education, says OECD (OECD 2011/9/13付けの記事)
http://www.oecd.org/document/21/0,3746,en_21571361_44315115_48651029_1_1_1_1,00.html
日本、公的教育支出で最下位続く OECF調査 (47News 2011/9/13付けの記事)
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011091301000915.html
日本の教育費は家庭の負担が大きい…OECD「図表でみる教育2011」 (リセマム 2011/9/13付けの記事)
http://resemom.jp/article/2011/09/14/4187.html
参考:
OECDの2009年学習到達度調査(PISA)におけるデジタル読解力調査結果が公表
http://current.ndl.go.jp/node/18551
OECDの学習到達度調査(PISA)の2009年調査の結果が発表される
http://current.ndl.go.jp/node/17242