「ローマは一日にしてデジタル化されず」 図書館情報資源振興財団が古典研究におけるデジタル技術の活用状況をまとめたレポートを公開

2011年8月18日、米国の図書館情報資源振興財団(Council on Library and Information Resources: CLIR)が、“‘Rome Wasn’t Digitized in a Day’: Building a Cyberinfrastructure for Digital Classicists”と題するレポートを公開しています。このレポートでは、おおよそ600年頃までのギリシア・ローマ古典や古代中近東の古典の研究における、デジタル技術活用の現状についてまとめたもののようです。レポートでは、どのようなプロジェクトがあり、それらのプロジェクトでどのようにデジタル技術が使われているか、また古典研究に限らずより広く人文学全体に視野を広げ、いわゆるデジタル人文学領域において、どのようなサイバーインフラが作られているか等をまとめているようです。

“Rome Wasn’t Digitized in a Day”: Building a Cyberinfrastructure for Digital Classicists (PDF)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub150/pub150.pdf

“Rome Wasn’t Digitized in a Day”: Building a Cyberinfrastructure for Digital Classicists (Council on Library and Information Resources 2011/8/18付けの記事)
http://www.clir.org/pubs/abstract/pub150abst.html