地域の遠隔医療ハブとしての米・メイン州の図書館(記事紹介)

2023年4月3日付で、米国の公共セクターの情報技術に関するニュースを扱うポータルサイト“Government Technology”に、記事“Maine Libraries Become Telehealth Hubs for Rural Health Care”が掲載されました。

2022年に米・メイン州立図書館が立ち上げた“Libraries Health Connect Program”に関するものです。同館は、州内において特に健康問題の発生率が高い地域や、家庭から医療やにすぐにアクセスできない地域にある10館とともに遠隔医療プログラムの試行を開始したとあります。

サービスの目的は、医療へのアクセスをより公平なものにすることであるとしています。パソコン、カメラ、ヘッドホン等を備えた個室の利用は、場所によってばらつきがあるものの、一部の人にとって非常に重要であるとし、ブロードバンドへのアクセスにばらつきがあることや、特に地方における図書館の役割が変化していることを浮き彫りにしているとあります。

人口8,600人の町にあるSkowhegan Free Public Libraryにおいては、他館に比べて遠隔医療サービスの利用率が高いとあり、同館の館長はこの傾向が続くと考えており、特に地方において、図書館が遠隔医療への移行にあたってのライフラインになるととらえていると述べています。

Maine Libraries Become Telehealth Hubs for Rural Health Care(Government Technology, 2023/4/3)
https://www.govtech.com/health/maine-libraries-become-telehealth-hubs-for-rural-health-care

NEWS(Maine State Library)
https://www.maine.gov/msl/news/index.shtml
※2022年4月3日付のNEWSに””Maine State Library Launches “Libraries Health Connect Program””とあります。

Maine State Library Launches “Libraries Health Connect Program”
https://www.maine.gov/msl/news/display.shtml?id=7308648

参考:
遠隔医療受診のための施設としての地方の公共図書館の可能性:米バージニア大学(UVA)に所属する看護学研究者の研究から(記事紹介) [2020年08月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/41840

E1874 – デジタル包摂社会と公共図書館の課題(米国)<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.317 2016.12.22
https://current.ndl.go.jp/e1874