COPIM、研究者主体のオープンアクセス出版社のガバナンスについての最終報告書を公開

2023年4月6日、書籍のオープンアクセス出版発展を目指すCOPIMが、ガバナンス・ワークパッケージ(WP4)の最終報告書“Governing Scholar-Led OA Book Publishers”を公表したことを発表しました。

発表によると、同報告書では、これまでのコミュニティ ガバナンスに関する統治の課題や共通資源に対するガバナンスの関係についての調査を踏まえ、研究者が主体の中小規模のオープンアクセス出版社に対する6つのインタビュー結果を紹介し、それらの出版社がどのようにガバナンスを設定し、改善することができるか、また、“Open Book Collective”や“Open Book Futures”プロジェクトがどのようにサポートできるかを含め、提言と考察を行ったとしています。

Final WP4 Report: Governing Scholar-Led OA Book Publishers(COPIM, 2023/4/6)
https://copim.pubpub.org/pub/final-wp4-report-governing-scholar-led-oa-book-publishers

Governing Scholar-Led OA Book Publishers: Values, Practices, Barriers(Zenodo, 2023/4/5)
https://doi.org/10.5281/zenodo.7816770

参考:
COPIMによるコンピューテーショナル書籍出版の新しいモデル作成についての報告(記事紹介)[2023年03月22日]
https://current.ndl.go.jp/car/174976

書籍のオープンアクセス出版発展を目指すプロジェクトCOPIM、“Open Book Collective”の組織モデルを発表 [2022年09月09日]
https://current.ndl.go.jp/car/46802