COPIM、小規模出版社向けに出版物のアーカイブと保存に関する報告書を公表

2023年4月28日、書籍のオープンアクセス出版発展を目指すCOPIMが、小規模出版社向けに、出版物のアーカイブと保存に関する報告書“Good, Better, Best: Practices in Archiving & Preserving Open Access Monographs”を公表しました。

COPIMのWork Package 7 (Archiving & Preservation)による報告書で、第2章では小規模または研究者主体の出版社向けに、ファイル形式、メタデータ、コンテンツのパッケージ化、デジタル出版物アーカイブへの既存のルート、アーカイブと保存のワークフロー、著作権、再利用、ライセンス等に関する実践例が述べられています。また、第6章から第8章にかけて、出版物をアーカイブ・保存することについて、現状、今後の課題等とともに、2023年5月に開始される“Open Book Futures”プロジェクトについて述べられています。

Announcing COPIM’s ‘Good, Better, Best’ Practices guide for the small monograph press(COPIM, 2023/4/28)
https://copim.pubpub.org/pub/good-better-best-practices-in-archiving-and-preserving-open-access-monographs/release/1

‘Good, Better, Best’: Practices in Archiving & Preserving Open Access Monographs(Zenodo, 2023/4/28)
https://doi.org/10.5281/zenodo.7876048

参考:
SPARC Europe、書籍のオープンアクセス出版を目指すプロジェクト“Open Book Futures”に参加を表明 [2023年05月12日]
https://current.ndl.go.jp/car/181448

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、“Open Book Futures” への参加を表明 [2023年05月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/181099

COPIM、研究者主体のオープンアクセス出版社のガバナンスについての最終報告書を公開 [2023年04月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/180887