インディアナ大学は先日、音楽・映像資料の保存に関する報告書を発表しましたが、その内容について紹介する記事がLibrary Journal誌に掲載されています。調査の結果、同大学の音楽・映像資料のうち約25%に当たる18万点が危機的状況にあり、今後20年間で多くが劣化してしまうおそれがあることが分かったということです。また、目録の整備が十分でないために、ウェブ上で発見可能なのは、資料のうち半分に過ぎないことなども分かりました。今後は、保存活動、デジタル化を集中的に実施すること、またそれを可能にする資金を確保することが必要であると、記事は指摘しています。
Media preservation survey details challenges regarding 51 different formats – Library Journal 2009/10/26付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6701836.html?nid=3285
参考:
インディアナ大学の音楽・映像資料の保存に関する報告書
http://current.ndl.go.jp/node/14757