CA985 – 海外の図書館員のための第2回短期受託研修 / 本田千春

カレントアウェアネス
No.185 1995.01.20


CA985

海外の図書館員のための第2回短期受託研修

国立国会図書館では,昨年11月14日から18日までの5日間,平成6年度の短期受託研修を実施した。これは,海外の図書館員を招へいし主に当館の業務について研修を行うもので,第1回は昨年3月,中国,韓国,オーストラリアの3名の研修生を対象に実施した(CA933参照)。

第2回目の今回は,モンゴル中央図書館から情報処理部長のナルマンダッハ女史(Mrs.Narmandakh)と収集整理部長のサランルハム女史(Mrs. Saranlkham)の2名を迎えた。

研修テーマは「図書館資料の整理と機械化」で,オリエンテーションのあと,当館の業務機械化の概要説明や,洋図書オンライン目録作業,和図書の受入・整理業務,JAPAN/MARC作成過程,光ファイルによる国会会議録システム,およびアジア資料等の紹介と解説,さらに,古典籍課書庫や当館全般の見学などを行った。またこの他に,学術情報センターと東芝ショールームの2箇所の外部機関も見学した。

この研修では,ほとんどの科目をモンゴル語またはロシア語の通訳付きで行ったが,その通訳業務は数名の当館職員が担当した。

研修生の感想としては,研修プログラムは効果的に作成されており,各講義内容もよく把握できた,とのこと。また,実施期間も適当であり,この研修で大きな収穫を得ることが出来て喜んでいる,ということだった。

今後の課題としては,今回のように,日本語や英語以外の言語で研修を実施する場合の通訳要員の確保や,研修生の受入れ施設の拡充などが挙げられるだろう。

本田千春(ほんだちはる)