カレントアウェアネス
No.227 1998.07.20
用語解説[T27]
UAP
Universal Availability of Publicationsの略。いつでも,世界中どこでも,どんな形態のものでも,人々が出版物を手に入れられるような態勢の整備を図る IFLA のコアプログラムで、国際貸出・複写を促進するためのバウチャー制度(クーポンを使った支払決裁制度)を実施している。その他の活動としては、調査研究、啓蒙のための出版活動,セミナーなどがあげられる。
IFLA のコアプログラムは他に,国際的な書誌情報の標準化と流通を目的とするUBCIM(Universal Bibliographic Control and International MARC),図書館資料の保存を国際的なレベルで促進することを目的とするPAC(Preservation and Conservation),国際的なデータ流通の促進とテレコミュニケーションの標準化を目的とするUDT(Universal Dataflow and Telecommunication),第三世界の図書館振興を図るALP(Advancement of Librarianship in the Third World)などがある。