「ラテン系米国人・スペイン語話者に図書館情報サービスを推進する全国協会」、全国会議を開催

2010年には米国在住のラテン系の人々の数が4,700万人に達すると目されている中、米国図書館協会(ALA)の支部に位置付けられている「ラテン系米国人・スペイン語話者に図書館情報サービスを推進する全国協会(REFORMA)」が、8年ぶり、3回目となる全国大会を2008年9月19~21日にテキサス州エルパソ市で開催しました。

会議では、メキシコ系米国人(Chicana)初のALA会長となるアリーレ(Camila Alire)次期会長(現在は副会長の役割)が開会あいさつに立ち、ラテン系米国人・スペイン語話者のうち図書館利用者でない人を図書館利用者にしていくための活動の重要性を提起しました。また基調講演を行った米国芸術基金(NEA)のジョイア(Dana Gioia)会長も、2007年のNEAの報告書「読むべきか、読まざるべきか」(E739参照)の結果などを引きながら、読書の重要性と非識字のもたらす影響について訴えたそうです。

REFORMA Meets for First Time in Eight Years – 9/26/2008 – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6599643.html

REFORMA
http://www.reforma.org/

RNC III
http://www.geocities.com/rnc_3/index.htm

参考:
CA1619 – 米国の公共図書館における成人リテラシー支援プログラムの現状と課題 / 瀬戸口誠
http://current.ndl.go.jp/ca1619

E739 – 「読む」ことの減少が招く危機−米国の報告書から
http://current.ndl.go.jp/e739