1982年の調査開始以来初めて、文学作品を読む大人が増加(米国)

米国芸術基金(National Endowment for the Arts:NEA)が2009年1月12日、2008年に実施した米国の成人を対象とした文学作品の読書に関する調査結果を“Reading on the Rise”として刊行しました。2002年の同調査の報告書(2004年刊行)が“Reading at Risk”、また2008年の読書全般に関する分析報告書が“To Read or Not To Read”というタイトルで刊行されたのとは対照的に、“Rise”という語が表すとおり、文学作品を読むと回答した成人は前回比7%増と1982年の調査開始以来初めて、上昇に転じました。とりわけ、ヤングアダルト世代(同報告書では18~24歳と定義)、ヒスパニック系の米国民の上昇が注目されています。

More American Adults Read Literature According to New NEA Study
http://www.nea.gov/news/news09/ReadingonRise.html

NEA Reports Reading on the Rise | ALA TechSource
http://www.alatechsource.org/blog/2009/01/nea-reports-reading-on-the-rise.html

参考:
E224 – 文学作品を読まない大人たち−米国芸術基金の報告書
http://current.ndl.go.jp/e224
E739 – 「読む」ことの減少が招く危機−米国の報告書から
http://current.ndl.go.jp/e739