米国の3国立図書館、RDAの導入に関する共同宣言を発表

米国議会図書館(LC)、米国農学図書館(NAL)、米国医学図書館(NLM)の3国立図書館が、RDAの導入に関する共同宣言を5月1日付けで発表したと、LCのマーカム(Deanna B. Marcum)副館長が各種メーリングリストでアナウンスしています。RDAについては、LCの「書誌コントロールの将来」ワーキンググループが、作業の中断を勧告しており、LCがどのように対応するか注目を集めていたところです。

これによると、3館は共同してRDAの開発・完成にいっそう注力すること、そして完成後に図書館情報環境におけるRDAの利用に関する評価を行い、図書館や利用者にとってのメリットと、職員の再教育や目録業務プロセス再構築に係る費用とを分析した上で、導入するかどうかの決定を行うとしています。あわせて、導入する場合でも、RDAの策定委員会が示しているマイルストーンである2009年中の導入はない、としています。

FW: Letter from Deanna Marcum and Joint Statement on RDA
http://permalink.gmane.org/gmane.education.libraries.autocat/12257

May 02, 2008付けCataloging Futuresの記事
http://www.catalogingfutures.com/catalogingfutures/2008/05/letter-from-dea.html

参考:
CA1650 – 書誌コントロールの将来に向けたLCの取り組み / 倉光典子
http://current.ndl.go.jp/ca1650

E728 – RDA,構成を大幅に変更
http://current.ndl.go.jp/e728