米国図書館協会(ALA)、図書館におけるアクセシビリティに関するレポートを公開

2022年10月14日、米国図書館協会(ALA)が、“Accessibility in Libraries: A Landscape Report”を公開したと発表しました。

発表によると、非営利の調査機関Knologyと連携して作成されたレポートであり、図書館とアクセシビリティに関する文献やベストプラクティスのレビューが行われています。また、ALAは2022年3月に、施設・サービス・プログラムのアクセシビリティを向上させるため、小規模・地方の図書館に対して合計700万以上の助成金を提供する計画を発表しており、11月1日から1万ドルと2万ドルの助成金プログラムの申請受付を開始する予定であると述べられています。

レポートには、医学モデル・社会モデルによる障害の定義、19世紀以降の米国の図書館におけるアクセシビリティの歴史、現在の図書館におけるアクセシビリティ、図書館のサービスや空間でアクセシビリティを実現する際の障壁、障害別のニーズ、図書館が活用できるツール等がまとめられています。

ALA and Knology explore disability and accessibility in “Accessibility in Libraries: A Landscape Report”(ALA, 2022/10/14)
https://www.ala.org/news/member-news/2022/10/ala-and-knology-explore-disability-and-accessibility-accessibility-libraries

Accessibility in Libraries: A Landscape Report [PDF:31ページ]
https://www.ala.org/tools/sites/ala.org.tools/files/content/220928-ppo-ltc-access-landscape-review.pdf