米国図書館協会(ALA)、プライバシーに関する図書館職員等向けの新しいガイドを公開

2022年3月15日、米国図書館協会(ALA)が、プライバシーに関する新しいガイド“Privacy Field Guides”を公開したと発表しました。

発表によると、図書館職員や評議員(trustees)に、アクセス可能かつ利用しやすいプライバシーに関するロードマップを提供するものです。プライバシーの重要性の共有、デジタルセキュリティに関する取組の改善、利用者のプライバシーを保護するための物理的な図書館空間、監査の実施等に関して、図書館職員を支援すると述べられています。

3月22日時点では、“Digital Security Basics”、“How to Talk About Privacy”、“Non-Tech Privacy”、“Data Lifecycles”、“Privacy Audits”、“Privacy Policies”、“Vendors & Privacy”が公開されています。ガイドはALAのウェブページ等からダウンロード可能であり、2022年夏にガイドの完全版の販売を開始する予定とあります。

American Library Association releases new privacy field guides(ALA, 2022/3/15)
https://www.ala.org/news/press-releases/2022/03/american-library-association-releases-new-privacy-field-guides

Privacy Field Guides(ALA)
https://www.ala.org/advocacy/privacy/fieldguides

参考:
米国図書館協会(ALA)知的自由委員会、知的自由に関する方針・ガイドライン等について新規作成・改訂を実施
Posted 2019年8月27日
https://current.ndl.go.jp/node/38883

米国図書館協会(ALA)、「図書館の権利宣言」(Library Bill of Rights)を改定:利用者のプライバシーと機密性保持に関する条項を追加
Posted 2019年2月12日
https://current.ndl.go.jp/node/37561

米国図書館協会、デジタル環境下での利用者のプライバシー保護を目的としたプライバシーガイドラインを公表
Posted 2016年8月3日
https://current.ndl.go.jp/node/32225

米国図書館協会(ALA)、電子書籍及びデジタルコンテンツベンダーのためのプライバシーガイドラインを策定
Posted 2015年8月5日
https://current.ndl.go.jp/node/29085