米国図書館協会(ALA)は、2015年6月29日に、知的自由委員会が、“Library Privacy Guidelines for E-book Lending and Digital Content Vendors”(電子書籍の貸出およびデジタルコンテンツベンダーのための図書館プライバシーガイドライン)を承認したと発表しています。
図書館利用者のプライバシー保護のために従うようにベンダーに対してベストプラクティスの概要を説明しているこの文書は、図書館利用者への電子ブックの貸し出しやデジタルコンテンツを配信する際の効果的なプライバシー保護の方針と手順を開発するためにベンダーや図書館が協力することを意図しているとのことです。
New privacy guidelines encourage libraries and vendors to work together to protect reader privacy(ALA,2015/8/4)
http://www.ala.org/news/press-releases/2015/08/new-privacy-guidelines-encourage-libraries-and-vendors-work-together-protect
Library Privacy Guidelines for E-book Lending and Digital Content Vendors(ALA)
http://www.ala.org/advocacy/library-privacy-guidelines-e-book-lending-and-digital-content-vendors
参考:
米国カリフォルニア州、読者のプライバシー保護法の対象に電子書籍も含める改正
Posted 2011年10月13日
http://current.ndl.go.jp/node/19303
Kindle向けの図書館の電子書籍貸出に関しプライバシー問題の懸念(記事紹介)
Posted 2011年10月11日
http://current.ndl.go.jp/node/19267
電子書籍購入者のための電子書籍プライバシーガイド2010
Posted 2010年12月8日
http://current.ndl.go.jp/node/17245