米国図書館協会、デジタル環境下での利用者のプライバシー保護を目的としたプライバシーガイドラインを公表

2016年8月1日、米国図書館協会(ALA)は、ALAの知的自由委員会(Intellectual Freedom Committee)が、デジタル環境下での利用者のプライバシー保護のための戦略とベストプラクティスを概説したプライバシーガイドラインを承認したと発表しています。

新しく承認されたガイドラインは以下の4点で、ALAのウェブサイトのPrivacy & Surveillanceのページで公開されています。

・Library Privacy Guidelines for Public Access Computers and Networks
・Library Privacy Guidelines for Library Websites, OPACs, and Discovery Services
・Library Privacy Guidelines for Library Management Systems
・Library Privacy Guidelines for Data Exchange Between Networked Devices and Services

ガイドラインは、オンライン上のプライバシー、データセキュリティに対応するもので、図書館利用者のデータを保護するための政策や手順を作成する図書館員、図書館、学校、ベンダーを支援することを目的としています。

New Library Privacy Guidelines offer strategies for protecting patron data in the digital environment(ALA,2016/8/1)
http://www.ala.org/news/press-releases/2016/08/new-library-privacy-guidelines-offer-strategies-protecting-patron-data

Privacy & Surveillance(ALA)
http://www.ala.org/advocacy/privacyconfidentiality

参考:
米国図書館協会の知的自由委員会、K-12の児童・生徒を対象とした図書館プライバシーガイドラインを承認
Posted 2016年5月6日
http://current.ndl.go.jp/node/31521

米国図書館協会(ALA)、電子書籍及びデジタルコンテンツベンダーのためのプライバシーガイドラインを策定
Posted 2015年8月5日
http://current.ndl.go.jp/node/29085